監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン
ポーレット・ゴダード
1940年アメリカ作品
(内容)
兵士だった男は戦争で負傷し、長らく気を失っていて政変を知らなかった。
何も知らずにユダヤ人街に戻った彼を待ちうけていたものは。
(感想)
・不発弾がコロンと落ちた。その後ろを人が数人走っているので、その大きさの対比がかなり面白くて目を見張る。
・飛び跳ねて窓のカーテンの上に飛びつくところ。奇想天外である。
・ブラームスのハンガリー舞曲に合わせて床屋が客のひげを剃る。最高。
・「ユダヤ人を抹殺することは我らの義務である」と演説する時の顔がすごい。殆ど真横になっている顔。
・銀貨の入ったお菓子を口に入れた時の顔。素晴らしい。
・そしてラスト。
このラストが希望に溢れているのかどうか、私には分からない。
ただ言えることは、目と耳が釘付けになり、感慨に満ち溢れ、気がついたら私の目には涙が溢れていたという事だけ。
この後彼はどうなったのだろうか?そう思うと又胸が締め付けられる。