みかんぼの日記

日常のひとコマ。気付いたこと思ったこと。映画、本の感想など。

『シザーハンズ』(映画)

監督・製作・原案:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ
   ウィノナ・ライダー
   ダイアン・ウィースト
公開:1990年アメリカ

(内容)発明家の博士が作った人造人間、エドワード。彼は手がハサミになっていた。彼はそのハサミを使って色々な特技を見せて大いに人々の役に立ち、意外にも人間社会に受け入れられそうに見えたがー。

(感想)カニさんみたいに小さな可愛い手を想像していたがとんでもない。あれはハサミというよりも大きなナイフだ。それも一つではなくいくつも連なっている。普通は怖くて近寄れないでしょう。それでも時たまかっこよく見えるのはやはりジョニー・デップだからか。

この物語で最も素晴らしいのは化粧品営業レディのペグだと思う。
彼女は出会った時からどういうわけかあの見てくれのエドワードを気に入り、家に連れて帰り、その後彼がどんなに悪行を働いたと誤解を受けても一貫して擁護する。いつも柔らかい物腰とにこやかな表情で、ああ彼女はそういう人なのだ、と何故か納得してしまう。

人は誰でも、どんな自分であっても無条件に受け入れて欲しいという願望を持っていると私は思う。そんな事は無理だとわかっているからこそ、ペグに惹かれてしまうのかもしれない。